睡眠障害の一種「過眠症」の悩みを診断してくれる病院のまとめ

「不眠症」をはじめ、「睡眠」に関する悩みを持っている方は増え続けていて、最近は「睡眠」を専門に診察してくださる医療機関も多くあるようです。

「不眠症」とは反対に、夜間眠れているのに、昼間いつも眠くて仕事や勉強に集中することが出来ないと感じていらっしゃる方、また実際に居眠りをしてしまい日常生活に支障をきたしている方、自分では夜間眠っているつもりでも、「睡眠時無呼吸症候群」に代表されるように、何らかの原因があり、実は充分に眠れていない場合も考えられます。

このような「睡眠」に関する悩みには「睡眠科」を受診されるとよいかと思います。

睡眠科の検査

「睡眠科」は比較的新しい科ですので、内科や外科のように馴染みのある科とは違い、どこの病院にもあるわけではありませんし、通院した経験がある方も少ないと思います。

一体どのような検査法があるのか調べてみました。

睡眠ポリグラフ検査

睡眠検査において最も大切な検査法であり、入院し、ひと晩中睡眠の状態を調べます。

睡眠の質と量の両方を調べる方法として、脳波図、眼電図、筋電図の3つの電気生理学的な指標が必要なのですが、この3つにさらに心電図、呼吸曲線、動脈血酸素飽和度を加えた検査です。

色々な電極を装着しますが、痛みはありません。

詳しく検査をしてもらいたい場合には、まずこの睡眠ポリグラフ検査が出来る病院を選んで受診するとよいでしょう。

簡易SAS検査

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合には、簡易SAS検査器を貸出してもらえ、在宅での検査が可能です。

簡易SAS検査器は、睡眠中の呼吸状態と血液中の酸素飽和度を測定できる機械です。

多点感圧センサー検査器

これも、睡眠時無呼吸症候群の検査のために使われる検査器ですが、口や鼻に装置をつけて眠るのが難しい子供や赤ちゃんのためのマットレスタイプのセンサーです。

シートに寝ているだけで、無呼吸が判定できます。

こちらも貸し出され、在宅での検査が可能です。

反復睡眠潜時検査

眠り安さの検査で、「入眠時レム睡眠」の検出に用いられる、日中の眠気を客観的に評価するための本格的な検査です。

レム睡眠というのは、眠っていても脳は覚醒に近く、夢を見ている状態の睡眠です。

健康な人の場合は寝入りばな、つまり「入眠時」には、脳を休ませるための深い眠りである「ノンレム睡眠」が現れるのが通常ですが、ナルコレプシーの場合は入眠時にこの「レム睡眠」が現れるという特徴があります。

先にあげた睡眠ポリグラフ検査を一晩中受けた翌日に、5回の睡眠ポリグラフ検査を繰り返す検査です。

過眠症の「ナルコレプシー」と「突発性過眠症」を鑑別することができます。

睡眠日誌

毎日の起床時間、就寝時刻、就寝時刻、食事をした時刻、昼寝をした場合には、その時刻と時間、トイレ、または夢の内容など、2週間から1ヶ月以上の間記録します。

睡眠の指導に使われますが、客観的に自分の睡眠習慣を把握し、生活を見直す自覚を促す効果もあります。

アナチグラフィ

小型の体動感知センサー記録器で、腰や腕につけたまま、実際に眠っている時間を2~4週間記録します。

睡眠日誌よりも客観性があるため、診断の他、治療効果の判定にも使われます。

過眠症の治療

上のような検査の結果、「睡眠時無呼吸症候群」などの身体的な問題が見つかり、手術を要する場合や、投薬が必要な場合はもちろん、たとえいわゆる慢性の「睡眠不足」であり、生活習慣の問題であっても、その改善のための治療法は用意されています。

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