寝れないだけじゃない!過眠は睡眠障害の1つだった

忙しい現代人にとって、睡眠障害は決して珍しいものではありません。
今や何らかの睡眠の問題を抱えている人は、そこらへんにいくらでも存在しています。

睡眠障害と言えば「不眠症」を思い浮かべる人が多いと思いますが、実は睡眠障害は不眠症以外にもたくさんあります。

例えば、「夜十分寝ているのに、日中耐え難い眠気に襲われる」。

これは「過眠症」と呼ばれるれっきとした睡眠障害のひとつであるということをご存知でしょうか。

過眠症について

自分が過眠症であるかどうか知るためには、どうしたら良いのでしょうか。
過眠症のタイプ別症状と原因について考えてみました。

ナルコレプシー

ナルコレプシーは別名「眠り病」とも呼ばれています。

夜十分な睡眠を取っているにもかかわらず、日中我慢できない眠気に襲われ、突然まるで意識を失うように眠ってしまう症状です。

会議中や人との会話中、普通なら眠ってはいけない場面で5~30分の短い眠りに就いてしまい、目覚めると頭がスッキリしている「睡眠発作」と、笑ったり驚いたりして感情が大きく動いたときに発作的に脱力感を感じ、その場に崩れ落ちてしまう「情動性脱力発作」があります。

ナルコレプシーの根本的な原因ははっきりわかっていませんが、覚醒を促す脳の物質が不足していることが原因になっている可能性がある、と言われています。

反復性過眠症

反復性過眠症の場合、1日20時間近く睡眠をとる状態が3~10日間ほど続いた後、普通の睡眠時間に戻ります。

そしてその状態を数か月ごとに繰り返すのが特徴です。

ナルコレプシーに比べて発症頻度は低く、症例数が少ないことから原因解明の研究も進められていません。

長時間睡眠の状態のときは「1日中頭がぼんやりしている」、「たまに意識が飛ぶように記憶が途切れる」という症状が見られることが多いようです。

特発性過眠症

日中に強い眠気を感じて眠ってしまう点ではナルコレプシーと変わりませんが、特発性過眠症の場合、日中の睡眠が1~4時間と長時間に渡ります。

しかも、眠りから目覚めたときに意識が朦朧としており、「今自分がどこにいるのか分からない」という状態になる場合も多いようです。

特発性過眠症では夜間の睡眠時、ノンレム睡眠が主体になっているので熟睡できており、ナルコレプシーのような脱力発作は見られません。

他の過眠症と同じで原因や治療法についても確立されていませんが、薬による対処療法が行われるため、異常を感じたときには専門機関を受診することをおすすめします。

過眠症

「寝ても寝ても眠い」と言うと、「ただの怠け」、「夜更かししすぎ」というように周囲から誤解されやすいのが過眠症の辛いところです。

恐らく同じ過眠症で悩む人にしか、気持ちを理解してもらうことは出来ないでしょう。

まずは自分の状態が「睡眠障害」であることを認識し、改善方法を考えることが大切です。

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