大切な人が"うつ"になった時に気を付けたいこと

大切な人が

現代の日本は"ストレス社会"と呼ばれ、誰もが何かしらのストレスを抱えながら生きています。そのためか、雑誌、テレビ、新聞などのメディアでは"うつ病"が取り上げられることが多くなりました。

うつ病は"心の風邪"と言われるくらいで、100人に5人くらいはうつ病にかかるくらい、誰でもかかる可能性のある病気です。うつ病は心の病ですが、現れる症状は精神的な症状だけでなく、身体的な症状、不眠の症状もあらわれます。

うつ病は再発率も高く、治療にも長い時間を必要としますので、うつ病を治していくためには周囲の人の理解と協力が必須です。そこで、今回は、うつ病の患者さんへの接し方について特集していきたいと思います!

うつ病について正しい知識を身に付けよう

大切な家族、友人、恋人など、身近な人がうつ病になった時にはどうしたらいいのでしょうか。他の病気や怪我と比べて、うつ病の症状は目には見えないため、どう接したらいいのか戸惑う人も多いでしょう。

うつ病は心の病ですので、まずは患者さんの心を思いやってあげることが大切になります。しかし、"思いやる"といっても、漠然としていて、どのようにしたらいいのかわかりませんよね。うつ病を治療するためには、本人の努力や病院での治療だけでなく、家族や周囲の人々の理解、暖かい環境が必要不可欠です。

ですから、大切な人がうつ病になったのなら、まず、"うつ病"について正しく理解しましょう。うつ病はれっきとした病気で、一時的な気分で落ち込んだり悲しんだりしているわけではありません。うつ病の症状は、身体的にも精神的にも現れます。

うつ病で現れる症状には沢山の種類がありますが、それら全てが現れるわけではありません。しかし、うつ病になるとどんな症状が現れるのか正しく理解していれば、患者さんの精神や身体の変化にも早めに気付いてあげられます。

また、うつ病の精神的な症状の特徴には、落ち込んだり、大きな不安感を感じることが挙げられます。健康な人でも、生活をしていればくらしの中で落ち込むこともあれば、不安になることもあります。

健康な人が、落ち込んだ気持ちを長く引きずっていると「落ち込んでばかりいるなよ。」「落ち込んでいたって仕方がないだろう。」と声をかけることもあります。うつ病の場合は、病気によって落ち込んだ気分が続いていますから、「落ち込むなよ。」と言われても、健康な人のように開き直ることは難しいのです。

うつ病がどんな病気なのか、どのような症状が現れるのかを正しく理解していなければ、うつ病の患者さんを暖かく見守ってあげるどころか、患者さんを余計に傷つけてしまいます。最悪の場合は、「自分には価値がない」と思わせて、自殺を考えさせてしまうことにもなるかもしれないのです。

ですから、患者さんがうつ病を治しやすい環境にするためには、まずはうつ病への理解を深めることが大切なのです。

患者さんをゆっくり休ませてあげよう

風邪をひいて、病院に行ったとしましょう。そうすると、医師からは風邪を治すための薬が渡され、「数日間は安静にしてください」と言われます。風邪を治して健康な体に戻るためには、薬と休息が必要なのです。

それは、うつ病でも同じです。よく、ドラマや小説の中では、うつ病を患った人は精神病院に入院するかのように描かれていますが、現実では入院するのはよほど重症化してしまった人くらいで、大抵の場合は通院と薬による自宅療養が中心です。

うつ病は、精神的な症状はもちろん体にも症状が現れます。その症状の中には、疲れやすさや全身倦怠感もあります。また、不眠の症状が現れることも多いので、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅くて何度も起きてしまったりして、寝ても疲れが取れず、日中にも眠気に襲われることもあります。

うつ病の患者さんは、うつ病によって、とても疲れやすいのです。また、精神的な症状では、物事に対して興味や関心を持てなくなったり、気力がわかなくなったりすることもあります。

家に引きこもりがちになっていると、「気晴らしに外出しよう。」「たまには旅行に行こう。」などと外へ出ようと誘いたくなりますよね。うつ病の患者さん自身が外に出たがるのならば問題はありませんが、そうでないのならば、無理に外出、旅行、運動などを勧めてはいけません。

うつ病ならば、治すために十分な休養が必要なのですから、「寝てばかりいるな。」「少しは動いたらどうだ。」と言わず、むしろ「うつ病を治すためにも、休むことが大切だよ。」と言ってあげた方がいいのです。うつ病ではない病気でも、治すためには休養が必要なのですから、うつ病の患者さんもゆっくり休ませてあげましょう。

会社のある程度上の立場にいると、仕事仲間がうつ病になることもあるかもしれません。そんな時には、しっかりと休みを取らせてあげるようにしましょう。まだ、うつ病が軽いうちならば、病気を抱えながらでも仕事はできるかもしれませんが、うつ病の症状には注意力、判断力、集中力の低下もありますので、仕事を無理にしていてもミスが目立つようになってしまいますから、休ませてあげることは大切なのです。

叱咤激励をしてはいけません

普段、生活をしていて、勉強や仕事を怠けている人を見ると、「しっかりしろよ。」「ちゃんとやれ。」「どうしてこんなこともできないんだ。」と叱ることもあるでしょう。健康な人ならば、これでもいいのですが、うつ病の患者さんには禁句です。

うつ病になると気力がわかず、集中力や判断力も低下し、疲れやすくなるので、何も知らない人が見たら怠けているように見えるかもしれません。しかし、目には見えなくても、患者さんは疲れやすくて何をするにも気力がわかない自分に嫌気がさしたり、自分の中で葛藤をしているのです。

そこへ、「怠けるな。」などと言われると、更に患者さんは自分を責めるようになってしまいます。ですから、怠けているように見えても叱らずに、患者さんを暖かく見守ってあげるようにしましょう。

また、「叱るのはダメでも、励ますのなら傷つけないからいいでしょ?」と思われる方が多いです。最近では、"うつ病の人に頑張っては禁句"という知識が世の中に広まり始めました。その知識通りで、うつ病の患者さんに激励の言葉をかけるのも控えた方がいいのです。

健康な時ならば、「頑張って!」と言われれば気持ちも前向きになり、力もわくかもしれません。しかし、うつ病の場合は、「これ以上、どうやって頑張ればいいんだ......」「自分では頑張っているのに、そうやって言われるということは、自分がダメだからだ......」と激励されることによって悲観的になり、自分を責めてしまうことがあります。

また、落ち込んでいる患者さんの姿を見て「前向きになれ。」とアドバイスするのもやめた方がいいでしょう。前向きになるということは、問題に立ち向かっていくことです。うつ病でない人が落ち込んでいるのならば、「前向きになれ。」と言われれば気持ちが切り替わって開き直ることもできるかもしれません。

しかし、うつ病の患者さんは、「これから一体どうなるんだろう......」と未来に対して大きな不安を抱えています。その不安を解決する具体的な方法をアドバイスするならばいいのですが、「前向きになれ。」では、具体的な解決策にはなっていないのです。

ですから、うつ病の患者さんの力になってあげたい、何かアドバイスをしてあげたいと思うのならば、患者さんの言葉の一つ一つに耳を傾けて、心を寄り添わせて、具体的な方法を一緒に探してあげるようにしましょう。

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