交代制勤務による睡眠障害

交代制勤務による睡眠障害

交代性勤務の増加

現在は24時間体制の職場が増加しています。工場・工事関係・病院・警備会社・コンビニやファミリーレストランなど、身近なところでも多く見られ交代制勤務で働く人たちは全労働者数の4分の1を越えるといわれています。
交代性勤務者の多くは健康面での不安があり、疲れがとれないや体調面の不良を訴える方が一般より多くなっています。

一番は睡眠障害で交代性勤務者の8割以上がこの問題に悩んでいます。これは社会全体が問題視しなければない重要なことです。
最近起きたバス事故も休息する時間があっても眠れなかったことが大きな原因です。

職種によって違う勤務体制

一口に交代性勤務といっても会社や職種によりいくつかのパターンに別れます。
数日に1回の夜勤から週や月によって交代制がある場合など会社や職種によってまちまちです。人間の生理的な生体リズムは夜間睡眠をとるようになっていますから、夜間勤務・昼間睡眠は身体に対する要求がきついのです。

しかし、他の動物に比べ順応ができることも人間の条件ですので、工場でよくある1月単位の交代はその時期を除けば慣れやすいものです。(個人の生活環境を考えなければのことですが)

夜勤が頻繁にある場合

これに対し病院の看護師のように夜勤が頻繁に行なわれる場合は、確実に生体リズムを混乱させます。
1週間に1回以上夜勤が発生する場合は要注意です。生体リズムの中には1日での体温の変化もあります。

通常、朝は体温が低く身体の活動とともに上昇していきますが、これは自立神経によるものです。
頻繁に夜勤がある場合、自立神経の安定さが失われ生体リズムが乱れてしまうのです。個人による差はありますが体温の幅が大きい人は環境に同調することが出来やすいのですが、幅が小さいと不規則な生活に対応出来ず障害を起こしやすいのです。

年齢によって変わる対応能力

若い時は仕事や遊びで徹夜したことがある方が多いと思います。
20歳代から30歳代は身体の修復能力が高く、生体リズムも柔軟性をもっています。このため徹夜後通常の睡眠をとれば回復することが早いのですが40歳位から回復は遅くなります。

体力だけでなく生体リズムの修復にも時間がかかるため1晩の徹夜の影響が数日残ってしまうのです。
歳とともに睡眠時間も減少していきますから、若い方と同様に考えては健康上良くありません。

この辺は雇用する側も注意を払う必要があります。

睡眠障害を防ぐには

夜勤明けすぐには寝付けないものですが、ここでの睡眠には注意が必要です。午後からの睡眠では充分な睡眠がとれません。
というのは生理的リズムから夕方からの時間帯は覚醒作用が働き目覚めてしまうことが多くなることが分かってきたのです。

正午頃からの入眠では4・5時間位しか睡眠時間がとれないため睡眠不足となってしまいます。
なるべく午前中から睡眠をとるよう心がけましょう。

もう一つの注意としては夜勤の場合は途中で仮眠をとることがベストですが、仕事上それが出来ない時、勤務前に仮眠しておくことが大切です。
仮眠は脳の活性化にも繋がりますので試してみてはいかがでしょうか。

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