放射能汚染による睡眠障害

放射能汚染による睡眠障害

現在の日本で参考にしなければならない調査報告書があります。
1979年に起きたアメリカのスリーマイル島原発事故後の調査報告です。

これは放射性物質による被害状況ではなく、環境変化によるストレスに対してのもので、スリーマイル島の住民に対してのものです。

その結果は一般の人に比べ血中のカテコールアミンや尿中のノルエピネフリン、エピネフリン(いずれも神経伝達物質)の上昇が見られました。

これらは興奮作用と血圧上昇をもたらすものです。
実際の訴えでは、集中力の欠如や作業能力の低下だけでなく、高度の睡眠障害が起こり時間とともに悪化したことが分かりました。

また、別の調査ではストレスホルモンのコルチゾールレベルが事故後1年半上昇し続けたことが報告されています。
旧ソ連で起きたチェルノブイリ事故でも同じような報告がありました。

現在の日本の状況は、この時とは比較できないほどのストレスを抱え込んでいます。
身内や友人の死・住居の崩壊・生き残っても家族との別居や将来への不安など諸々のストレスが住民にあります。

住宅の整備や街の再建は重要です。放射性物質による食物汚染も深刻なものがあります。
放射能が与える人体への影響は重大です。それと同じく重要なことは現在も進んでいる環境ストレスへの対応でしょう。

環境ストレスによる睡眠障害は様々な病気の引き金になります。
その結果、事故による病気とは判断されなくなり、アメリカや旧ソ連の事故後と同じになってしまうのです。

国や東電が責任を持ってこの対応をすることを望みたいと思います。

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